2010年9月27日月曜日

長瀞でカヤック&サンデーブランチ@お豆腐処うめだ屋

瀞とか御岳はパドリングの定番コース。それが故にブログの記事を書くとなるととてもし辛いです。あまりにも有名ですし、川を下っても改めて書き綴るような発見はなかなかありません。もっとも区々たる日常の出来事をドラマチックに表現出来る人は世の中に沢山るようで、感動の閾値の高い僕は手出しが出来ずだだ脱帽するのみです。

しかし今回はlog出来そうな内容がありました。お昼にお邪魔したお店がスマッシュヒットだったこと。今回お邪魔したお店はお豆腐処うめだ屋さん。以前から気になるお店だったんですが、何故か縁がなく、立ち寄る機会がありませんでした。今回はこちらにお邪魔するという前提でへやっぴカヤッカーさんと予定を組みました。

お豆腐料理の専門店って素材がシンプルだから逆に随分凝った料理を仰々しく出して、値段も豆腐なのに高めという印象持ってます。うめだ屋さんも140号線からちらりと見える店構えと、いつも比較的混んでいる駐車場から判断して、ランチで2-3千円ぐらいのお店かなと思って入ったんですが、ランチは千円で高級店のように妙に技巧に凝った料理ではないものの、素朴で誠実な味わい。雰囲気、サービスも期待以上でした。カヤックの帰りに立ち寄られてはいかがでしょうか。


お昼を頂いてから、お豆腐をお土産に買いました。
















これで千円は安いです。大豆は埼玉産、にがりは天然もの。まろやかで優しいお味でした。
そういえば鉄橋下でグラビティーの510さんの講習グループと遭遇しました。いつも変わらぬ満面の笑みの510さん連隊の中に、どこかで見た顔が。わざわざ福島からお忍びでグラビティーの講習に入っていたソラさん発見!連絡ぐらいいれてくださいね。また福島行きますのでよろしくお願いします。今度は一緒に510さんの所で講習受けましょう。

2010年9月19日日曜日

【速報】ラナパパ国内100河川漕破達成! 桧枝岐川で鱒滝も制覇!

人が国内100河川漕破の偉業を先ほど福島県桧枝岐川で達成しました。イナズマドロップ、鱒滝もクリーンクリアしたそうです。彼はわんことカヌーというブログで有名なラナパパです。彼が挑んだ川は詳細なリバーマップと細かい漕行記録が残っているので、彼のブログを参考にした人も多いのではないでしょうか。国内で100本の異なる川を下るというのは本当に大変なことだと思います。おめでとうございます、ラナパパ!

2010年9月17日金曜日

Jackson Hero 2011年モデル sneak preview

EJが本日Facebookに11月に発表される新しいヒーローのsneak previewをポストしていました。



去年買ったばかりなんだけどな。まあ、しょうがないか。今年のモデルは当然これから安くなるでしょう。小売店も型落ちは必ず安くなるので、現行モデルはこれからが買い時かもしれませんね。

ところでClass5を主催する柳本さんによると、リバーランニング、クリーキングのブームが足下まで来ているそうです。確かにそんな雰囲気を最近感じます。底辺が広がり、パドリングスポーツを親しむ機会が増えればいいですね。

2010年9月16日木曜日

伝説の抱腹絶倒エクストリームカヤッカー、七厘会復活か?!

説の抱腹絶倒エクストリームカヤッカー集団、七厘会って知ってますか?2000年代前半はサラリーマン転覆隊を筆頭に個性豊かなカヤッカー集団が百花繚乱した時期でした。技術を競い合うのではなく、勇気や男気の有無に拘わる。沈脱してもレスキューせずにまずは写真を撮る。そして沈脱当事者もギャラリーも明るく、大きく笑う。カヤックが終われば河原で炎を囲み、喰い酌み交わす。こういう美学があったんです、かつては。

その中でも七厘会は異色のカヤッカー集団で、レベルの高いクリークを果敢に攻めていました、どこかに微笑ましさという余韻を残しながら。知る人ぞ知るかのエクストリーマー、チームボンバーが(こちらは八木さんを筆頭にして本格集団です。)、とある川を下る前に七厘会に問い合わせしたとい逸話もあるぐらい一目置かれていました。

僕が福島県の桧枝岐川(伊南川)に興味を持ったのも、七厘会のHPを読んだのがきっかけでした。あの桧枝岐川のS字ネジリの滝をスカウティングの際に足を滑らせて生身で落ちたり(これってありえないぐらい凄い話です。実物を見たことがある人はご理解頂けると思いますが。)、4回も沈脱を繰り返しながらアッパーを下ったり(これもダメです。絶対に!こんなに恐ろしい事はありません。)そんなズッコケた一面(ああ、昭和的な表現だな。)が実におかしく書かれていたのが、七厘会のHPです。折に触れて目を通していたのですが、突然消失してしまいました。

七厘会のキコリさんとはご縁があり、時折連絡を取り合っていましたが、この度お忙しい中、七厘会のHPを復活していただきました。一言で言うと面白くて、凄いにつきます。時間があれば、ぜひ一度目を通してみてください。特に桧枝岐川の記事は必読ですよ。

2010年9月12日日曜日

気疲れの鳩ノ巣渓谷

Class5のツアーで鳩ノ巣渓谷に出撃しました。参加者はおなじみの半世紀クラブに若手2名のツアー参加者です。僕とへたっぴカヤッカーにとってはこの夏2度目の出撃となる鳩ノ巣渓谷ですが、柿の種仙人は初めての漕行となります。

以下は柿の種仙人作成の当日の様子です。できばえが素晴しいので、自分で作らずに仙人の作品を今回は掲載させていただきます。




























































来週吉野川へ遠征する柿の種仙人は、新艇のディーゼルの感触を探るように色々と試しながら降下してきました。へやっぴカヤッカーは夏の名残りを慈しむように風景を楽しみながら下っていたようです。二人とも鳩ノ巣渓谷を絶賛していました。


















鳩ノ巣渓谷は本当にいい川です。前半のプチクリークは短めであっという間ですが、そこそこのスリルを楽しめます。クリークの区間が終われば、2-3箇所のドロップがあるものの、あとは難しくない瀬が続きます。途中、川井のキャンプ場に2m程度の堰堤があり気持ちよく飛べそうなのですが、たいてい釣り師が糸を垂れていて、堰堤を巻くことになります。


















本日はC1の外人さんが、釣り師が糸を垂れる中、堰堤を飛んで釣り師の間を強行突破しました。この堰堤を過ぎると竿の数が急激に増えます。釣り師の間を強行突破のC1艇の後に、竿の間を通るというのは気が重いです。外人には文句言えなくても、日本人に不満爆発で怒鳴られるのでは?! 全員一気にブルーになりました。


















「左ベタで行こう...」岩を読むルートの話ではありません。堰堤より下は釣り師の位置を読んでルートを決めていきます。釣り師の邪魔にならないように気を使いながら平身低頭で下りました。川井の堰堤から下は癒し系の瀬が本来続くのですが、この区間が実は一番疲れ、緊張しました。






















前半の核心部は以前に不幸なカヤッカーの事故が起きている区間で、絶対スイムしてはいけないシーブがあります。鳩ノ巣渓谷を降下されるなら、レスキュー体制をしっかり整えるかClass5のツアーに参加されるのがいいと思います。今回は核心部よりも、川井の堰堤下からの癒しの区間の方が疲れました。

2010年9月2日木曜日

聖地巡礼750kmの旅:無理矢理下る渇水期の和知野川-2/2

水川、犀川の巡拝の翌日、我々は一路天竜川水系の和知野川へ向かいました。目的地の和知野川キャンプ場までは万水川の畔の宿から150Km、2時間弱の距離です。我が故郷、埼玉からは400Km弱の距離になります。

Class5のツアーで絶賛されていた和知野川ですが、調べて見るとこの川はパドラーの間では意外にも既に多くの人が訪れているようで、ネット上にも多数紹介されていました。今回参考にさせて頂いたのは、有名なKyokoさんが書かれているKayaker's High(必見。Kyokoさんは既に国内100河川を漕破。素晴らしい!ラナパパのライバル?です)と、こちらのリバーマップです。

















和知野川は美しい川でした。和知野発電所より下流はしなやかな曲線を描きながら優しく流れる女性的な様相。和知野発電所より上流部は瀞場と落差を伴った瀬が交互に現れるリズミカルな渓相。上流部の印象は福島県の摺上川に似た雰囲気を持った区間でした。



















当日は水量がとても少なく、和知野発電所より上流部はまともに下れそうもありませんでした。プットインを何処にするかメンバーで協議した結果、スタックして担いでもいいので出来るだけ上流から下ろうということになりました。当日の水量から考えて下れる限界と判断したのが、発電所よりさらに1km程上流の水神淵です。

















リジット1艇とNRSバンディツトのタンデム1艇にオヤジが合計3名のパーティーで川を下り始めましたが、淵という淵、瀞場という瀞場で泳いで、潜って、水鉄砲で放水し放題という乱交モードと相成りました。飽きるとまた落差のある瀬をボトムを擦りながらくだり、水遊び。3Km程度の区間でしたが、11時半にスタートしてからお昼も休憩も抜きで遊びまくってゴール到達が2時半。3Kmを3時間かけて下りました。この川は実に遊び甲斐のある川です。水量がもっとあれば恐らく小一時間で下れてしまうような区間ですが、3時間もまあ、よく遊びました。

















































和知野川は色々なレベルのパドラーが文句なしに楽しめる素晴らしい川です。上流の落差のある瀬も全部ポテ出来ます。クラブのツアーには最適な川という印象を持ちました。水量がある時にぜひもう一度訪れたい川です。