2009年9月6日日曜日

渇水の福島県摺上川のクリークでロックンロールしたぞ

島県の県庁所在地、福島市内にはこんな川があるんです。福島飯坂ICから僅か15分でこの川相です。渓谷には堂々たる板状節理があり、圧倒されます。摺上川はダムが出来る前は福島県内の大先輩が下っていた川だそうですが、ダムが出来てからこの川を開拓したのは福島カヌー教会の元やんです。今回は元やんの導きにより、摺上川アッパー、ローアーの全部下りをしました。

動画は核心部などの厳しい場面を撮影してませんので、川のグレードの判断にはあまり役にたたないかもしれません。


【渇水期】福島県摺上川 from Acton on Vimeo.

土曜日に大川を下ったへたっぴカヤッカーとActonは芦ノ牧温泉を後に一路福島市内の西北に位置する穴原温泉に向かいました。今回は民宿ではなく、上げ膳据え膳付きの豪華旅館に泊まり、大名川下りをしようという企画でしたので、じゃらんで調べ上げて評価の高い旅館に泊まることにしました。

最近の旅館は色々なパッケージがありますが、大人二人のリーズナブルなプランは何と言っても「カップル限定二人の週末プラン」。そうです、彼と彼女のラブラブプランです。しかし、こんなプランにオヤジ二人が申し込んでいいのでしょうか?認められたとしても、薔薇族、サブと思われたらやだな。「男同士のただの友達です」と事前に予防線を張るべきなのでしょうか。「お客さん、そういう言い回しが怪しいですね」なんて思われないかな。といろいろ考えましたが、とりあえず行っちゃいました。

無事チェックインして、フロントでは二人がデキているとは思われなかったと都合よく解釈しましたが、後にそれは誤りだと判明しました。食事が終わり風呂から帰って部屋を開けると、布団は以下のようにピッタリくっつけて敷かれていました。あれ、そんな気はいよ、まじっスか?やはり、我々はデキていると思われたのでしょうか。











嬉し恥ずかしの布団は、もちろん以下のように離して敷き直しました。











旅館の部屋は内風呂付きで12畳、川沿いのベランダ付きです。食事は品数豊富でボリュームがありますが、温泉宿としては上出来だと思います。彩りとをよく考えた盛りつに板さんの繊細な心づかいを感じました。特筆すべき点は仲居さんが若くて、気さくで、心配りが素晴らしかったことでしょうか。旅館の食事は総合点ですので、仲居さんの気配りが高得点で全体としては満足度高し。










摺上川は滝野発電所から堰堤までがアッパー区間、堰堤より穴原発電所の間がローアー区間となります。アッパーは滝野発電所の小さなプールを超えるといきなり核心部が待ち受けています。落差のある100メートル程のスパイシーな4段の瀬が続きます。この瀬でやられてしまうと、ブラインドの多い摺上川では思いっきり腰が引けてしまうとのこと。まずは最初の瀬をクリーンクリアすることが重要なようです。核心部はこの他に二つあったはずですが、よく覚えていません。アッパーは印象としてはブラインドは多いものの、渇水期でも気持ちよく下れた印象が残っています。難度は山梨県桂川並みでしょうか。但し川相は桂川とは全く異なり、落差のある岩場をくぐりぬけるプチクリークです。

以下のリバーマップはFCKソラさんが一般公開している力作です。

より大きな地図で 摺上川 を表示

今回は艇を降りてスカウティングせず、細かくエディーを取りながら降下しました。当日は夏の平常水位だったようですが、もう少し水量があれば迫力は倍増すると思います。我々は30分程度で堰堤まで下りきりましたが、通常は艇を降りて丁寧にスカウティングすると、ここまでで2時間弱の時間がかかるそうです。
















途中の堰堤から穴原発電所までの区間、ローアーはアッパーよりもさらに難度が上がります。通常はアッパーだけの降下のようですが、今回は元やんの案内でローアーも一気に下ります。とはいえ元やんもローアーは3回程しか下っておらず、ルートをよく覚えていないようです。結局本当にやばそうな箇所は降りてスカウティングしましたが、それ以外は細かくエディーをとって降下しました。
















この区間はへタッぴカヤッカーさんと僕の見立てでは那珂川上流那須地区よりもレベルは上、桧枝岐ミドルより下です。那珂川上流よりも岩の数が遥かに多く、落差のある瀬です。那珂川のイカの瀬クラスの厄介な瀬が全部で15個-20個ぐらいあり、途中30-40mの高さがある板状節理で囲まれたゴルジュがあるゴージャスな渓相です。






















今回は水位が少なく、パワーもありませんでしたので、ルートが限定されていてかなりトリッキーなコースでした。プチラップあり、沈あり、脱ありとまあ、一筋縄ではいきませんでした。当日の水位では操艇技術が磨かれるテクニカルなコースですしたが、もう少し水量と瀬のパワーがあれば全く様子が違ってきて相当楽しめそうな瀬です。春先か増水時がやはりベストだと思われます。


高さのある板状節理には圧倒されます。















へやっぴカヤッカーさんもご満悦でした。















ゴルジュもなかなかの雰囲気です。
















途中ログが入っていたので撤去。














水が少なく、パワーがないので随分苦労しました。














テイクアウト付近。川から上がるルートがわからず、随分苦労しました。

今回は夏場の平常水位ということでしたが、ストレスなく下れる限界水位だったと思います。この水位でもアッパーはスタックせずに下れます。ローアーは堰堤で取水されるようで、水量が減ります。もともと難度は低くない区間ですので、ローアーの岩場を下るのはかなり難しかったです。増水時は相当楽しめそうな川そうでしたので、ぜひ再訪したいと思います。

9 件のコメント:

元やん さんのコメント...

瀬をクリアするたびに「ロッケンロー」とさけびながら明るくクリークを下るのはとても楽しいものでした。

いつも福島の川開拓を先頭にたっていただき感謝しています。っていうか甘えています。

matsu さんのコメント...

はじめまして、黒磯CCのmatsuと申します。

おととい桧枝岐川味わってきました。元やんさんから、ここのブログが参考になると聞いて、前夜予習しました(^^)
さすがにS字ねじりやイナズマドロップはパスしましたが、よい川ですね!

途中でウチのshinoがATのパドルを拾い上げたのですが、瀬の真っ只中だった為やむなく放してしまいました・・・

Acton さんのコメント...

元やん、摺上川ではお世話になりました。夏場の平常水位だそうですが、十分下れますね。次回は増水している時に下ってみたいと思います。また行きますのでよろしくお願いします!!

Acton さんのコメント...

matsuさん、こちらの方こそはじめまして。元やんを通してお話は伺ってます。桧枝岐川を堪能されたようで嬉しい限りです。夏場の水位でも十分下れますし、レベルは高いのですが、険悪ではないのがいいところです。ところで、カッパに取られたATのカーボンがありましたか!!これは近々また回収にいかなければなりません。今後も何卒よろしくお願いします。

ソラ さんのコメント...

お疲れさまでした。
もっと流量流速があったほうが満足されたのではないでしょうか?

私としてはこの後の続きがなくても「ラブラブカップルパック」の記事で十分です!

Acton さんのコメント...

ソラさん!! 一緒に下れなくて残念でした。福島まで来てご挨拶出来ずに申し訳ありません。縄張り荒らしは心苦しい限りです。

カップルプランはなかなかリーズナブルでいいです。我々は残念ながら出来ているオジサンカップルと思われていたようです。ははは。

しばらく一緒に漕いでいませんね。小国か桧枝岐は如何ですか?ぜひご一緒させてください。

南極3号 さんのコメント...

 速報ありがとうございます。

 緑深く、水清く、人里離れ…てないのにこのひっそり感。素晴らしい川ですね。行きたかったな~。泳ぎまくり、満身創痍になっていたかもしれませんが。

 旅館の部屋は『内風呂』付き?ギリギリセーフとしましょう。露天風呂付きなら真のカップルと認定されるところでした。

 詳細レポート&動画が楽しみです。

Acton さんのコメント...

南極3号さん、

ご一緒できずに残念でした。摺上川はもう少し水量があった方が良さそうです。ローアーは結構楽しめそうですよ。

旅館もたまにはいいね。次回は何処へ!?

柿の種仙人 さんのコメント...

楽しそうな川ですね。この水量でもテクニカルで良いんじゃないですか?後ろ向いたり、手で進めたりとこれはこれで面白いと思います。今度は是非ご一緒させてください。