さて、以下は4月24日に撮った黒羽120cm強の写真です。上の写真と比べてください。瀬に岩が殆ど見えません。この時はビッグウェーブ、ドロップ、ストッパー、ホールが点在し、波間を木の葉のようにひらひらと舞い、弾み、踊った我が人生の中でも3本の指に入るような素晴らしいリバーランでした。本日はその時と比べて50cmも水位が低い状態です。さて、渇水の那珂川那須地区リバーランニングはいったいどんな状況だったんでしょうか。
5月の最終日は那珂川上流那須地区。那珂川は10年以上前から折に触れて出かけていますが、この区間は2度目です。前回は前述の通り黒羽120cmオーバーの大増水祭りでした。さて今回はと言うと、前日まで降り続いた雨でパワーウォーターを秘かに期待していましたが、疎水公園から見る川は岩だらけ。先週の神流川に続いてボトムスリスリのピンポイントルート大会が容易に想像がつく水位です。コース取りが非常に難しく、艇の絶妙な操作が要求されるコンディションでした。参加者はアウトフィッターのヤラレンジャーさん、へたっぴカヤッカーさん、柿の種仙人さん、まだリバーネームがないSさんです。
今回の動画のオムニバスです。厳しいルートに艇を落とし込んでいくのは楽しいのですが、やはりスピードが欲しいところです。まるでボーゲンでゲレンデを降りてきたような感覚です。この区間はやはり増水していた方がアドレナリンレベルが高く、楽しいと思います。
参考までに以下の動画は4月下旬のリバーランの様子です。今回撮影したビデオと同一区間もカバーされているので、比較すると面白いでしょう。やはり那珂川上流はこれぐらいの水位で下りたいですね。迫力が全然違います。流速が早い上に、巨大ホールやストッパーが点在してこれはこれでルート取りがシビア。渇水状態のDRがボーゲンならば、増水時は回転(SL)というよりは大回転(GS)ですね。この区間はやはり増水した状態が一番楽しいと思います。黒羽で120cmオーバー、疎水公園からら川面を見て岩が隠れて見えない状態が最高のコンディションです。(この区間の水位と黒羽の水位は強く相関はしていないという話もありますので要注意。)
水質は上質です。臭いは全くなし。透明感抜群。晴れていれば川の美しさがもっと映えていたでしょう。
へたっぴカヤッカーさんは最近ディーゼルばかりです。クリーカーにいつのまにか変身してしまいました。
Sさんは我々と路線が一緒ですね。伊南川upperのスキー場から屏風岩までの超悶絶区間にチャレンジしましょう。
コース取りの議論は楽しいです。ヤラレンジャーさんの読みは実に的確です。
この区間が唯一まったりと下れたセクションだったのではないでしょうか。後は右へ左へ岩の間をぬうように降下しました。忙しいこと忙しいこと。
柿の種仙人さんは寡黙ですが、パドリングから伝わる気迫は饒舌です。情熱が伝わって来ます。
このメンバーが集まると話題はどうしても伊南川Upper制覇の話になります。伊南川Upperは那珂川上流よりも、遙かに難度が高いと思われます。七厘会のブログでは4+が一時間続くとあります。本日は流速はないものの、今回は細かくエディーを取ったり、ルートを正確にトレースしたり伊南川に備えていいトレーニングになりました。次回は水上で揉まれ、そして伊南川へ遠征なるか!?
2 件のコメント:
Actonさん、お疲れ様でした。水は少なかったけれど、楽しめましたね。それにしても、ダッキーであの状況の川を下るとはたいしたもんです。謹んでダッキーマスターの称号をお贈りいたします!
仙人さん、コメントありがとうございます。いやいや、小生まだまだです。年も年ですし、技を極めることよりも色々な川を安全に楽しく下りたいです。次回は伊南川アッパーでお会出来ると思います。S字ねじりの滝も行きたいですね。
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