Xactiには大変お世話になりました。当時は動画専用機で防水といえばXactiしかありませんでした。Xactiはパドラーの事実上の標準機でしたし、今も状況は変わってないと思います。名器と宣言して良いデジモノだと思います。
ユーザーが多いだけに、モニターがよく故障したり、バッテリーが簡単に昇天してしまうなどの不満もよく聞きましたしたし、実際そういう傾向が強いように思います。カテゴリーが違うので比較するのはフェアではないかもしれませんが、今となっては、北米で人気のあるポケットビデオ(キャンディーバー型)と比べると、動画専用機の中では機動力が高い部類に入るXactiも重くてバルキーです。Xactiは厚みがあるので、PFDにはスマートに納めることも出来ません。グローブをしているとスイッチ類の操作がとてもし難いのも課題の一つです。
一方、キャンディーバータイプのムービービデオは、ワイシャツのポケットに入る小型携帯電話のサイズですので、PFDには簡単に格納出来ます。本格的なムービーメーカーとは映像品質を比べるよしもありませんが、Xactiとの比較ならば殆ど変わらないと言っていいと思います。PCやWebにアップする程度なら実用上は全く問題ありません。
以下はPlaysportで本日朝に実際に撮影したVideoです。
A summer morning from Acton on Vimeo.
以前もlogしておきましたが、このカテゴリーではCiscoのFlip Videoが一番有名だと思います。残念ながら日本では販売しておりませんが、日本国内でもマニアからは人気がある機種です。CiscoのFlip Videoは画質も素晴らしく重量も100gを切る軽快さで大変気に入っているのですが、防水対応しているモデルは残念ながらありません。(ダイビング用の防水ケースは別売品扱いです。)
一方、Kodakはこの春に防水対応のキャンディーバータイプ、Playsportをリリースしました。携帯電話とほぼ同じサイズのHD対応製品です。Flip Videoよりは少しボリュームがあり若干重いですが、Xactiに比べれば無視出来る程です。操作ボタンはグローブをしたままでも簡単にプッシュ出来る...とは言い難いですが、Xactiよりははるかに操作は容易です。1080pのフルHDで、とても扱いやすい機種です。
パドリングしながら撮影した動画をWebにアップする程度なら従来のムービーカムーは殆どオーバースペックと言えると思います。
左からサンヨー Xacti、Kodak Playsport, Cisco FlipVideo 大きさはそれ程変わらなく見えるが、厚みと重さが全く違う。ワイシャツのポケットに綺麗に収まるのがPlaysportとFlip Video。Flip Videoは重さも100gを切る。
PlaysportもFlip Videoも専用機と異なるカテゴリーですので、直接比較することに意味はありませんが、いわゆるチョイ撮りでブログにアップする程度ならばこういったキャンディーバータイプが便利だと思います。Playsportについてはこの記事が製品特性を言い当てていて、分かりやすいと思います。
最後に個人的に気になる点を2つ挙げておきます。写真を見て判るようにスイッチ類は比較的離れてレイアウトされているのでグローブをしたままでも少なくてもXactiよりは操作は樂です。しかし、やはり素手のようにはいきません。どんなレイアウトであれこの筐体にこの程度の大きさのボタンではグローブをしたままでは操作性は限界があるようです。
液晶をカバーしている強化プラスチックが傷つきやすいようです。気にしなければ全く問題はありませんが、はじめにクリアシールを張ってで保護するといいでしょう。Playsport用のシールは売っていなかったので、携帯用のシールを切って貼りました。
いろいろと使い込んだXactiですが、この機会にいよいよ引退させます。ご苦労さまでした。川へのお供には今後はPlaysportになりそうです。Flip Videoもとても気に入っているのですが、防水ではないので今後は陸上専用機とします。
最後にPlaysportの取り扱い説明ビデオです。参考まで。
2 件のコメント:
GoPro HD のようなヘッドカメラもおもしろいですよね。
友宏さん、コメントありがとうございます。GoPro HDは広角なので迫力が違いますよね。最近のカヤックのPOV(Point of view)撮影は、殆どGoPro HDのようです。オプションも沢山あるし、ヘルメットへのマウントも確実ですね。
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