久しぶりにメンバー全員そろっての桧枝岐合宿です。今回はゲストパドラーとして福島カヌー教会(誤字ではありません。布教活動なのです。)から元やんが参戦しました。
初日の土曜日は南極3号、ヤリサ、Actonの3名しか都合がつかず、桧枝岐川の途中の川で漕ごうということになりました。候補に挙がったのが、美しく、チャレンジングなれどダムに消える儚い命の湯西川、最近人気急上昇中の大芦川、美しいプチクリークしかし、アブだらけの男鹿川、そして桧枝岐川ローアー。個人的には湯西川に行きたかったのですが、工事が大分進行していて核心部が既に消滅していたり、川の中に土管が入っていたりと凄惨な状況になっているようです。今年一部で大ブレークしそうな大芦川はアブフリーで、これまた綺麗な川なんですが若干視界に人工的な建造物が目に入ってくるのがちょっと...。少し贅沢過ぎるでしょうか。先週漕いだばかりだし、桧枝岐のルートからは外れるのでこれもパス。桧枝岐川ローアーは...綺麗なんですがアッパー、ミドルの刺激が強すぎてローアーはどうも惹かれません。どのみち翌日漕ぐ川というのもあってパス。消去法で残ったのは男鹿川です。この川を躊躇う理由はアブです。すごくアブが多いらしいのです。黒磯CCの情報では、漕いでいると口の中までも入ってくるとのこと。アブはこの川の守り神のように人を拒むようにも思えます。拒む理由があるとそれば、この川の美しさかもしれません。
How to avoid bugs when you are kayaking... from Acton on Vimeo.
男鹿川はとにかく美しい清流です。南の小島のビーチと見間違えるようなリバービーチ。白砂に川の青さに緑が薄くさし、太陽のカクテル光線が水中で乱反射し穏やかな川面へ逆方向に光りが放出されています。魚影も濃く、水中メガネで川底を見つめると、矢のように進む魚が視界に飛び込んできます。
この川は本当はプチクリークなんですが、アブがあまりにも酷いのでロッキーな瀬は一気に下ってアブの少ないトロ場で泳ぎ、飛び込み、泳ぎ、飛び込み...。漕ぎにいったのか泳ぎにいったのかと問われれば、泳ぎにいったと言った方が良いかもしれません。結局止まるとアブに襲撃されるので、瀬の写真は今回は無しです。瀬の情報はラナパパのサイトを参考にしてください。核心部は2カ所。御岳が漕げれば問題ないレベルだと思います。
男鹿川へ遠征される前にはこちらのサイトを参考にされるといいと思います。(黒磯CCmatsuさん、水戸CCナスミンさん、情報ありがとうございます。)リバーマップはラナパパのサイトがとても参考になります。
白いビーチに透き通る美しい海...ではなく、川です。ここはモルディブではありません。栃木県です。こんな綺麗な川がまだあるんです。ぜひ一度は漕ぎたい男鹿川。アブよけのネットを被る南極3号。
無邪気に泳ぐヤリサ。魚影はとても濃く、水中メガネとシュノーケルはコックピットにしまって下りましょう。
アブよけのネットで完全武装しての降下。プチクリークを越えればご覧の通りの美しさ。アブはこの辺りまでくると少なくなります。
どうですか、この透明感。
透き通る水に注目。
今回はあまりにもアブが鬱陶しいので、核心部も落ち込みも止まらずに、一気に下ってきました。僕と南極3号はこの川は何度か下っていますが、ヤリサは初めて。しかし彼女にとってはこのレベルの川なんてなんの問題もなく、ポンポン蝶のように舞いながら下ってきました。さすがだな。
ヤリサの飛び込み。
中三依駅付近のスタート地点。いきなりこの美しさ。
アブのピークはお盆まで。男鹿川はお盆後からが楽しい川かもしれません。男鹿川を漕がれる際は、水中メガネとシュノーケルを忘れずに。御岳を漕げ、適切な区間を設定すれば男鹿川は問題なく下れる美しいプチクリークです。
8 件のコメント:
男鹿川の透明度はサイコーですよね。putinを2キロ上流にするとスリリングなコースになりますよ。
でも経験上アブって時間とともに増すものと思っていましたが、トロバになると減るんですかね?
元やん、先日はお疲れ様でした。福島県民が桧枝岐川を下ったことがないというのはやはり問題でしたね。よかったよかった。
アブって川相とは関係ないですよね。風とか周囲の環境に影響されるようです。今回はたまたまトロ場になったら少なくなったようですよ。
Actonさん、こんにちは!
昨年秋に、久慈川でご一緒した水戸CCのナスミンです。
鮎解禁前に男鹿川行きましたが、釣師は如何でしたか?
こちらを見ると結構多いみたいですが・・・
http://nikko-ojika.com/
ナスミンさん、コメントありがとうございます。釣り師は3名見かけました。正午前後に下ったこともあるかもしれません。積極的に笑顔で、すみませんと言い、コミュニケーション出来るときは積極的にしました。女性二人のパドラーの笑顔も効いたかもしれません。本当に綺麗な川ですので、ぜひ皆さんで遠征してみてください。
また久慈川にもお邪魔しますので、その際はよろしくお願いします。
良いですね、南極3号さん。まるで平安時代の貴族かアラブのお姫様かという顔の隠し方。これでカヤック漕ぐんですから素晴らしいです。
仙人さん、いつもコメントありがとうございます。二人ともベールで顔を隠して漕ぐと、とても不思議な光景でした。でも効果抜群。僕はサロンパスを張って下りましが、効果はあまりありませんでした。
夏の明るい光の中でますます輝く清冽な流れ。いいですねー。春に下った時よりよほど美しく見えますね。もちろん女性カヤッカーはもっと美しいです。
へたっぴカヤッカーさん、コメントありがとうございます。男鹿川は本当に綺麗でした。仰るとおり女性陣もそれに劣らず美しかったです。至福の時間でした。
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