御岳の定番コースは放水口からテニスコートまででしょう。これより上流部を下ったことがあるパドラーは非常に少ないのではないでしょうか。僕の場合、放水口より上流は多摩川支流の日原川大澤国際鱒釣り場から白丸ダムまでは制覇していますが、白丸ダム下から奥多摩フィッシングセンターまでの区間、つまり今回の鳩ノ巣渓谷を含む区間は実は未踏区間でした。前半のクリーキーなセクションと、後半の癒し系のセクションのコンビネーションがいい按配だと聞いていましたが、その通りでした。
8月15日に念願の鳩ノ巣渓谷を下ってきました。ガイドはおなじみ新進気鋭のアウトフィッター、Class5の柳本さんです。パドリングバディーはいつものへたっぴカヤッカーと、今回はじめてお目にかかった女性パドラーNさんです。柳本さんから「Class5に入門された方で、滝落ちをしたいという、南極三号のような女性がいる」。と聞いていていましたので、へやっぴカヤッカーは思わず「滝落ちしたいというのは、あなたですね!」と挨拶。どうやら人違いだったようで、普通のカヤックを指向されているNさんをびっくりさせてしまったようです。大変失礼しました。
白丸ダム魚道管理棟駐車場からダム下までは御岳の寒山寺よりも長く、急な勾配をカヤックを担ぎながら歩きます。クリーク艇を運ぶにはかなりハードな道のりです。僕はピラニアのポーテージパックで背負子のようにカヤックを担いでプットイン地点まで歩きました。
ポーテージパックはNRSからも販売されています。因みに以下はちょっと変わったタイプのキャリア。平地の移動は良さそうですが、カヤックと体が固定されていないので山道は向いてないような気がします。
Jackson Villainはやはりこういう景色だと絵になりますね。
桧枝岐合宿より絶好調のへたっぴカヤッカー。自信に満ちた会心のパドリング。
核心部のひとつ。
核心部その2の手前エディー。この下はシーブになっています。
核心部その2を下から見る。絶対スイムしてはいけない区間。
Nさんはポテ。核心部はすべてポテ出来ますが、核心部2はロープを使ってカヤックを下ろさなければなりません。適切な機材と準備が必要です。
後半からは癒し系の瀬と変わります。
鳩ノ巣渓谷は前半はクリーク、後半は癒し系という対比がとてもユニークです。御岳の奥座敷というロケーションの良さもいいですね。前半部はブラインドの落ち込みや、シーブがあるので、この区間をチャレンジしたい方は、Class5のツアーに参加された方が安心だと思います。
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