2010年1月17日日曜日

Bongo Internationalを使って個人輸入する

Bongo International(BI)をキーワードに当サイトに辿り着く方が多く、関心の多さを感じています。BIは日本へ直接輸送してくれないカヤックや愛車のAudi Q7用のパーツを輸入するために昨年から使い始めました。検索キーワードとしての関心とは裏腹に、現在日本語でBIについて触れ手入るサイトは殆どありません。それならば一度整理をしようか...とまでは考えたのですが、今回は戸惑われているポイントに絞り記述することにしました。又、本サイトの個人輸入というタグで辿るとBIについての記述がありますので、そちらも参考にしてください。

まずは個人とクレジットカードの認証について。BIの個人認証はとてもユニークで、初めて見るシステムですが、非常に合目的です。個人が一旦BIのレジストレーションシステムに登録したクレジットカードの本人確認のため、BIが少額をそのクレジットカードにクレジット(BIから個人のクレジットカードに少額をデポジットするという意味)します。本人がBIからの入金(クレジットカードの請求書なので、マイナス表示される場合もあります)を確認してBIのアカウントアクティベーションシステムにその金額を入力、金額が一致していれば本人確認が終了するというものです。

BIからの入金金額を確認するために、クレジットカードの請求金額を調べる必要があります。クレジットカード会社のインターネットサイトでオンラインで確認しますが、クレジットカード口座をオンラインで管理されていない方は、このオンラインでの請求金額確認に戸惑う方が多いようです。

そして日本語でのサポートについて。BIのHPには日本語の翻訳が一部あるものの、BIのサービスは英語のみです。日本語は受け付けてくれません。英語のみの対応ではありますが、カスタマーサービスはメール、チャット、電話とも対応は早く、細かい質問にも対応してくれます。

BIを個人輸入代行業者と考えられている方も多いようですが、単なるフォワーダーです。日本人による、日本語、日本的価値感での様々なサービスを期待されている方にはBIではなく、日本人が経営する輸入代行業者がいいでしょう。本来必要のない日本人向けのサービスは当然コストとなり跳ね返りますが、安心を買うという考えもあると思います。日本語に拘らなければ、BIは彼らのHPを見てわかるように輸送コストは圧倒的に低く抑えられますので、BIをお薦めします。

BIの特筆すべき点はそのシステムにあります。Firefoxのアドインまで準備されています。荷物の受け入れから出荷までのシステムもとても良くできています。トラッキングシステムはマッシュアップされたWeb2.0のシステムです。以下に先日BIから自宅まで出荷した荷物の、トラッキング画面をポストしておきます。BIの在庫管理システムとDHLのトラッキングシステム、Google Mapをマッシュアップした非常にシンプルなシステムですが、個人輸入代行業者はこの手のシステムがないので、高く評価しています。BIは海外販売の販路を持たないアメリカのリテーラーからも最近は注目されているようです。 アメリカの有力リテーラーも海外発送はBIに誘導するような事例も出てきており、信用の高さが伺えます。例としてはカヤックの大手リテーラー、CKSはアクセサリー等の小物は直接海外発送に応じるものの、本体は海外発送していませんでした。しかし昨年からカヤック本体もBIへ顧客を誘導し、BI経由での海外発送が可能になりました。今までカヤック本体を海外発送するリテーラーは知る限りまったくありませんでしたが、CKSはBIとの協業により販路が広がった事になります。


BIのシステムは非常に秀逸で分かりやすいのですが、日本人をまったく意識していないという点で万人にお勧めとは言い難いといえます。ただその点を差し引いてもメリットの方が圧倒的に多いので、日本人向けのサービスが必要ない方でBIのHPを読まれて不安がなく、トラブルがあっても自己対応、自己完結出来る自信のある方は十分挑戦する価値があると思います。

4 件のコメント:

flymisc さんのコメント...

はじめまして。

bongoについてググっていたら、ここにたどり着きました。解説ありがとうございます。勉強になりました。

私は買い物をするときに、世界中のeBayサイトをのぞいて、一番安い(と思い込んでいる?)国のeBayで買い物をしたりしています。全部paypalです。

やはり品数の豊富さでは、アメリカのebay.comが一番ですが、自国内はFreeだけど、海外への配送料は結構する場合や、海外には発送しない出品者も多くて今まで残念な思いをしたりしていました。

今日もどっか安く買えるところはないかとウロウロして、そいうサイトのShipping policiesを見ていたらbongoというものがあるのを知りました。
こういう代行業者って余分なお金がかかってしまうことがあったりして、敬遠してきたのですが、bongoは使えそうな気がしています。

認証の方式は他でも経験したことがあります。backcountry.comも同じでした。あと、sierratradingpost.comはわざと?間違えた金額で請求してきて、それのレスポンスを見て判断しているフシがありました。(かなり昔ですが)

bongoの実際の使用感(コストや配送にかかる時間)も教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

Unknown さんのコメント...

flymiscさん、コメントありがとうございます。BIは昨年の夏ぐらいから使っています。subscriptionしているので、送料は一番いいレートを適応してもらっています。

送料はBIのサイトにある通りですので、申し上げることは何もないのですが、梱包の大きさ、重さが全体の送料に与える影響が非常に大きいと実感しています。この点についてはなかなか読みづらいですね。

発送が遅いと感じたことは一度もありません。

flymisc さんのコメント...

Actonさん、リプライありがとうございます。

pay per useにしようか迷うところですね。subscriptionのほうがお得なようなので、計画的な購入を検討して、適切なタイミングで事前にsubscriptionするのがいいのかもしれません。
悩むよりは一度使ってみるのが一番かと考えていますので、何か無理矢理大きいものでも買おうかと…(笑)

eBayなんかで海外に発送してくれる出品者さんは、たいてい"gift"にして送ってくれるので、品物によっては結構魅力的ではあります。

世界中のサイトから、日本まで配送してくれて、かつ一番安いショップを探すのも面白いと感じていますので、BIと使い分けをしていけたらなと思いました。

Unknown さんのコメント...

flymiscさん、

いろいろと研究されているようですね。僕も時々失敗して、日本で購入するのとそれ程変わらなかったりしたケースも何度かあります。

最近は失敗しても損得にあまり固執せず、大らかな気持ちで個人輸入を楽しむのが肝要だと悟っています。

日本国内で入手出来ないもを確保するのが個人的には一番楽しいと感じています。

大物を輸入されたら、ぜひブログに顛末記を掲載してください。必ず拝読させていただきます。