さて、今月も色々と食べに行きましたが、久しぶりに粋な店を見つけました。場所は泉岳寺の門前。会食では初めて使う場所です。門前というのが風情があっていいです。庭園もさりげなく、店の風格に気品を添えます。
料理を語るのは難しいですよね。日本料理の場合は先付けから始まり、お造り、煮物のあたりで最初の話題で盛り上がります。お酒で言えばビールは2杯目、そろそろ焼酎か日本酒というのが宴席でのペースではないでしょうか。しかし僕の場合はこのころになると、既に食に対する集中力が失われております。結局料理に極端に失望しなければ、後はお店の雰囲気とサービスの質で総合点が決まってしまいます。
泉岳寺門前 紋屋の料理については今回は語る資格がありません。酩酊はしないものの、話が弾み、料理に対する関心が今回も飛んでいってしまいました。しかし、同席されたゲストが食通で大変高く評価されていて、ご自身でもこちらを使おうと仰っていましたし、間違いなく標準よりレベルは上だと思います。
料理は煮物あたりまでしか集中していないのに、なぜここがお勧めかというと風情があるから。泉岳寺の門前にあり、中庭も粋です。ややもすると仰々しくなりがちな料亭のイメージですが、ほのかに香る移り香のような気品があります。当日は料理の順番を間違えたらしく、翌日わざわざ僕のPAまでお詫びの電話を頂戴したことも高得点です。食べログのポイントも3.87とかなり高め。泉岳寺門前で食事なんて、そもそも粋じゃないですか。
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